ネギ

ネギは、にんにくやたまねぎと同じ、アリシンというからみ成分を含んでいます。アリシンというのは、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1の働きを高める作用があります。ネギを食べると、滋養・強壮効果を促進してくれます。ビタミンも豊富で風邪や不眠によく効きます。風邪のときに、ネギをのどに巻くとよいとも聞いたことがあります。ネギの青い部分には、ビタミン類のほかに、カルシウム、リン、マンガンといったミネラルがたくさん含まれています。とても栄養価が高いのです。たまねぎに比べて、ビタミンCは2倍、B2は6倍です。ビタミンAの前駆物質であるカロチンは、活性酸素の働きを抑える作用があります。これはガンを予防する効果が期待できます。さらに免疫力をアップしてくれるので、ウィルスに打ち勝つためにはぜひ食べて欲しい野菜といえます。ビタミンCは、美肌づくりや風邪の予防に効果的です。カルシウムは骨を丈夫にしてくれます。骨粗鬆症の予防にもなります。ネギの白い部分には、熱のでる病気に用いれば、体内の老廃物を排除してくれて、解毒作用や炎症を抑える利用を発揮します。痰を切って、せきを静める作用の効果があります。また、発汗、利尿などの効果も期待できます。昔からネギが風邪の治療に使われてきたのは、このためです。ネギの効果をまとめると、強壮・強精作用、利尿作用、去痰、発汗作用となります。不眠にも効きます。民間療法として、しその葉とネギを入れたスープを作ります。これを寝る前に飲むと手足が温まり、とてもよく眠れるようになります。風邪の予防として、どんぶりに細かく刻んだネギと、同量の味噌を混ぜます。熱湯を注いで、飲んで寝ましょう。

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