葉酸
葉酸は、造血に関わるB群ビタミンでB12と密接な関係があります。お酒の飲み過ぎや妊娠で欠乏しやすく、貧血の胎児の発育に悪影響を与えたり、動脈硬化の原因にもなります。ほうれん草から分離された為、「葉酸」と呼ばれています。
別名ではビタミンB9、ビタミンMなどとも呼ばれています。葉酸欠乏、血中ホモシステイン値の低減、胎児の神経管障害予防、結腸がん予防、膵臓がん予防、乳がん予防、白斑、冠動脈性心疾患の発作の危険性を低減、脳卒中再発の危険性を低減、慢性疲労症候群、脆弱X症候群などに効果があるとされています。
サプリメントでの摂取は、ほとんどの人に安全のようです。成人では1日に400μg以内であれば副作用はほとんどないと考えられます。しかし上限量1000μgを超えての使用はしてはなりません。
多量に摂取すると腹部の痙攣、下痢、湿疹、睡眠障害、かんしゃく、混乱、悪心、胃のもたれなどの副作用を起こす恐れがあります。
貧血、てんかんなどひきつけを起こす疾患、統合失調症などの精神性疾患、心臓疾患、がん等の方は医師の指示なしに1日400μg以上を使用してはいけません。