トマト

トマトが赤いのは、ファイトケミカルの一種、リコピンの成分です。トマトというのは抗酸化作用が高く、免疫力を高めるという薬効力が抜群の野菜です。

トマトは緑黄色野菜の中で最もリコピンを含んでいます。リコピンというのは、高い抗酸化作用をもっていることが大きな特徴です。

老化や白内障、がんなどの一因といわれている活性酸素を、普通の酸素に戻す働きがあります。

トマトをとることは、免疫力を強くして、がん予防を期待できるということです。カリウムというのは、排尿をうながしてくれます。排尿がよいと、塩分を捨ててくれて、血圧の低下を助けてくれます。脳卒中や心臓病の予防や改善に役立ちます。

ペクチンは食物繊維の一種です。腸内の善玉菌を育ててくれます。整腸作用を発揮して便秘の改善につながります。

トマトと肉や魚と一緒に食べることで、肉や魚の脂肪をためにくくするといわれています。タンパク質や脂肪の分解をスムーズに行ってくれるからです。

トマトの薬効の主な働きをするのは、ビタミンB1。さらにクエン酸、リンゴ酸といった有機酸も、胃液の分泌を促進してくれて、肉や魚の消化を助けてくれます。

リコピンは、老化予防、白内障予防、がん予防。カリウムは血圧低下。ビタミンC、ビタミンB、ビタミンEは、血液浄化、消化作用。トマトが赤くなると医者が青くなるといわれているほど、免疫力を高めてくれる野菜といえます。

肉料理や魚料理とぜひ一緒に食べましょう。一日のリコピンを含有する量として、生トマト2こ、トマトジュース160CC、ケチャップは大さじ4杯となります。

民間療法では、毎日トマトを1〜2個食べるといいといわれています。トマトとキャベツのジュースを毎日に飲むのも良いようです。

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