ナスビ

ナスビには、熱を下げたり、痛みをとったり、腫れを引かせるという作用があります。そういった作用を利用して、打ち身やねんざ、やけどとったことに対して湿布薬として使うことができます。ナスビの主成分は糖質です。また、ビタミンCやP、カルシウムや鉄分が比較的豊富です。こういった働きによって、血液の循環を良くしてくれます。そのため高血圧や血栓症の予防・改善に役立ちます。ナスビの皮の色素というのは、ナスニンという成分です。コレステロール値を下げてくれて、動脈硬化を防いでくれることがわかっています。ナスビは皮ごと食べたい野菜です。アントシアニンは便秘の予防やガンの予防につながります。ナスビのポリフェノールは老化防止になります。ヘタも活用できます。イボにヘタの汁を気長につけるといいそうです。民間療法としては、歯痛や口内炎の改善に効くということで、ヘタを黒焼きにして患部につけます。また歯磨き粉代わりに使ったりできます。ナスビの薬効をまとめると、動脈硬化、高血圧の予防、虫歯の予防、歯槽膿漏・歯周病の予防と改善となります。また、痛みやはれをとる作用があるので、湿布薬としても有効です。ナスビの旬は、夏から秋です。ナスビは旬のものがとても美味しいので、積極的に食べていきたいと思います。湿布薬として使えるというのはとても意外でした。昔の人は、科学的に証明されていなくても、生活の中で、ナスビを湿布薬として使っていたのでしょうか。ただ、時代劇を見ても、患部にナスビを貼り付けているところはみません。ナスビの湿布効果が広まれば、運動部なんかでナスビを常備ということもあるかもしれませんね。歯周病は万病のもとなので、ナスビを積極的にたべましょう。

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